Close to me！　─ 添乗員のひとり言 ─　

2011-05-30 15:51:05

Close to me ! ⑮

tag: 日本の息子・娘たちへ。

　　　“百聞は一見にしかず”と言います。最近の若者の傾向として、海外に出て未知なものに触れる事を敬遠すると聞きます。民族の違い・生活習慣の違い・食事の違い・宗教の違い・言語の違い・・・。確かに面倒だよな。でもこの違いを認識し、理解し、受け入れる事、ここからコムニケーションが成り、国際親善が果たせるのです。グローバリゼーションの時代に於いて、他国と関わりを持たず、日本として存在し続ける事、不可能です。
　　　
　　　昨日、モンゴル遊牧民の音楽“ホーミー”コンサートを聴きに行きました。遊牧民の動物達とのコミュニケーション手段として受け継がれた伝統的な音楽です。同時に二つの声を出し、一人ハモします。動物達（羊・馬・駱駝等）に於いては、母乳が良く出・人に於いては脳波がアルファー波（冬の縁側での日向ぼっこ状態）となります。ヒーリング(癒し）効果抜群です。でも多分、ラジオ・テレビ・ＣＤで聴けば同じ効果が得られるかどうか？

　　　以前同じような事を経験しました。ペルーでのフォルクロ－レ（民俗音楽）です。魂を揺さぶられるような感動を覚え、テープ（当時はまだＣＤなるもの存在せず）を買って帰りましたが、確かに感動はしますが、魂を揺さぶられる感じは得られませんでした。
　　　臨場感、これを超える感動は、いくら言葉を尽くしても、３Ｄ映像を駆使しても、音響設備を整えても得ることができないでしょう。

　　　でも簡単に得ることができます。そこまで行けばいいんです。
　　　時間と手間とお金を費やす事とのバランス。君達の価値観が問われるようです。

　　　“They who travel far, learn much”（遠くを旅する人は、多くを学ぶ：中国古諺)

　　　戦国時代武将：山中鹿之助１７歳の時の言葉。“神よ我に七難八苦を与え賜わん”、この心意気で世界に旅発とう。

　　　小西　淑郎

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2011-05-19 21:53:55

Close to me ! ⑭

tag: 日本の息子・娘たちへ。

　　　今年４月上旬、枚方市御殿山に移転しました。近くに外大が在ります。多くの若者が前を通り過ぎます。２ＬＤＫを事務所にしてます。Internet・e-mailで主にお客様と対応してますので、一階の路面である必要ないため明確に表示して居りません。解りにくいですが、当社ＤＫ部分を若者に開放しようと思います。
　　　テーブルと８席有ります。Open Space “Salon de Ploora” として。出入り自由・無料・基本制約無しですが少しルールを提案します。
　　　①食器その他備品を使用自由ですが、必ず後片付けをする。現状復帰。　　　　　　　　　　　②Bring your Own 飲食持ち込み不問。　
　　　③Go show時満席の場合は悪しからず。　
　　　④当社資料（海外旅行専門）閲覧自由。済めば元に戻す。　
　　　⑤纏まった人数で使用予定有れば、当社カレンダーに明記して他者とのBatting を避ける。　
　　　以上最低限の社会人としてのルールです。君達の交流の一助に成ればいいかな。でも一切もてなしはしませんよ。それと、仕事の邪魔はしないでナ。
　　　小西淑郎

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2011-05-02 17:59:16

Close to me !⑬

tag: 添乗報告（アラスカ：続）

　　　はて、さて・・・。大失態をしでかしました。旅行業者としては、有ってはならない事です。ここでは、カッコつけずに何でも書いておこう。自身への戒めとして。

　　　旅行中最終飛行区間シアトル/関空で到着後参加者全員に忘れ物無いよう（特にパスポート）案内。旅行中何度も移動する度にしつこく案内。然るに当の本人・私自身が座席に置き忘れた。なんたる醜態、激しく落ち込み・再起不能に？と思ったが、意外と冷静。淡々と事後処理をする。
　　　この事で一つ解ったこと、降機後トラムに乗るまでは自力で取りに戻れます。以降は不可。航空会社スタッフに依頼となります。

　　　今後の為に事件詳細・原因・状況分析。
　　　①団体チェックインで無くなり、個人となった為、チェックドバゲッジのクレイムタッグ（荷物引換券）各人保有となる。この為、到着後荷物を確認して然る後に各人に渡す手数が無くなった事。つまり、搭乗後既に仕事モードのスイッチが切れていた。
　　　②フェアバンクス/シアトル乗り継ぎの時、年配のお客様（８０歳過ぎ）が行方不明に。多分シアトル市内に向かう他の乗客の流れに乗って荷物受け取りゾーンへ行ったと思われる。英語での呼び出しは通じないと思われる。途中厳密なセキュリティ有る為、荷物受け取り所に出るのを一瞬躊躇う。出るのは無審査だが入るのには厳密なチェック有り。何よりすごい人の列。軽く１時間は掛かりそう。でも、はぐれた事に気付き不安に駆られてるお客様を思い荷物受け取り所へ。
　　　暫く探したが見つからず。ということは途中で気付き、戻ったのか？そうなれば今度は自分が戻れる手筈をしなければ。航空会社スタッフに事情を話し、並ばずにセキュリティを通過を目論むも、乗継時間余裕有る為、なかなかOKされず。やっとの事で説得完了。この間旅行参加者中最年少T君が当事者を発見。又他のメンバーは、統率力の有る団長の下、現場にて待機。事無きを得る。
　　　フライトの関係で、乗継時間が６時間ほど有った為、大抵のトラブルは余裕で処理できるという、油断が見張りを怠らせたようである。この事件処理の緊張が機内での失態の伏線か？
　　　③いつもは移動中ジャケット・内ポケットに入れているが、極寒のアラスカ、厚手のジャンパーを着ていた。ポケットが浅く万一の為パスポートを手持ちしていた。いつもと違う事をしているときは特に注意せねばね。　
　　　さて今回の不始末、唯一の救いは、自分の失態でお客様に迷惑を掛ける事は無かった。少し後れて出てきた私を待っていてくれた団長さん・幹部の方々を除いて。

　　　注意力散漫・気力・体力ダウン等を考えると添乗業務引退は近いかもね。　　　小西淑郎

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2011-04-19 11:18:00

Close to me! ⑫

tag: 添乗報告（アラスカ）

　　　3/17~23までの７日間・アラスカ　オーロラツアー１５名添乗しました。
　　　観測予定日２日間とも目的を果たせ、一安心です。初日ー１５℃・２日目ー３４℃でした。２日目は快晴・放射冷却の為極寒状態にも拘らず、参加者はAM４時まで粘り、見事な写真撮影を果たされました事、頭が下がります。各人のカメラは本来想定温度を超えている為働かず、その為毛布でくるみ、ほかほかカイロを充て、苦労されていました。

　　　日中はー４～５℃位になります。－１０℃を超えると、－２０もー３０も、感じる寒さは一緒です。唯、凍傷には気を付けねばなりません。

　　　冬のアラスカの魅力は、オーロラだけではありません。年間を通して賞味できる、鮭・ハリバット（大ひらめ：通常畳１畳ほどの大きさ）・貝柱・子持ちわかめ等の海産物に加え牛肉（ステーキ）・ベニソン（鹿肉）・アザラシ肉等の他、冬なればこその氷柱をポキッと折り、これで飲むロックは格別です（氷が溶けにくい）。
　　　アラスカは重工業が無い為、大気が汚れておらず、雪にしても綺麗なのでそのまま掬って即席シャーベット飲料が楽しめます。今回オーロラ観測の為、チェナ温泉リゾートに２泊しました。上記楽しみは山間部のチェナ温泉ならではのものです。

　　　今回特に参加者に評判だったのは、アラスカ鉄道です。アンカレッジからフェアバンクスまで約１２時間（昼間運行：冬季週１便・客車１車両）。
　　　車窓からの景色は一面雪景色（当たり前）・樹氷・ダイアモンドダスト（運が良ければ）、途中野生動物観測もでき変化に富み退屈する事は有りませんでした。後一つ評判が良かったのはアラスカ地ビール“アンバー（琥珀の意）”です。わざわざ日本に持ち帰った方も居ます。

　　　日本で日常寒さを感じているのに、何でわざわざもっと寒いアラスカへ、と思われますが、予想・期待を超える魅力が冬なればこそのアラスカには有ります。是非一度試される事お奨め致します。

　　　その折は是非当社にもチャンスを下さい。　小西　淑郎

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2011-03-16 18:12:52

Close to me ! ⑪

tag: 添乗です。

　　　今月２４日までアラスカ　オーロラツアー添乗です。帰ったら報告します。

　　　16th, March, 2011 小西淑郎

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